TradingViewで好きなチャートを見るには、何と検索すればいいのか?
多くの人が戸惑ってしまうことがいくつかあります。
それは、「銘柄の入力欄にどのように入力すればいいのか?」
ということです。
TradingViewは世界中のありとあらゆる銘柄や通貨ペアなどの
金融商品のチャートを好きな時間軸で見ることができますが、
どのように検索すれば、そのチャートを表示できるのかを
知っている必要があります。
実は、TradingViewの銘柄コードには、いくつかの法則があるんです。
なので、その法則を覚えることで、
すべての通貨ペアや銘柄のコードを簡単に表示することができるようになります。
今回は、TradingViewの銘柄コードの法則と
あなたが好きなチャートを表示するためのコツをお伝えします。
TradingViewの銘柄コードの法則一覧で好きなチャートを表示する
上の画像には、ドル円・ドルインデックス・アメリカの30年債券の金利・日経225の
4つのチャートが表示されています。
このように、TradingViewでは、様々なチャートを表示することができます。
その時に必要になる、TradingView(トレーディングビュー)の
銘柄コードの法則はいくつかありますが、重要な法則は次の通りです。
- 日本の個別株:証券コード協議会が付与する、4桁の銘柄コード
- FXの通貨ペア:2つの通貨の通貨コード(間に”/”スラッシュは不要)
- 為替インデックス:通貨を表す文字を1文字+XY
- 国債(債券):国を示す2文字+期間を示す数字2桁
- 国債(債券)の金利:国債(債券)のコード+Y
- コモディティ(商品先物):商品を示す2つの文字+限月を示す数字1桁+!
注)”+”は記号の1つではなく、「~と」という意味。
- その他株価指数など:法則がないので、個別に1つ1つ覚えてください。
法則がたくさんあって、覚えられないと心配する必要はありません。
この内容は、テストに出るようなことではないので、
気になったら、このページのように法則をまとめて紹介しているホームページに
その都度アクセスして、調べればOKです。
法則で覚えることができないものがいくつかあるので、
覚えるのであれば、法則で覚えることができない銘柄の銘柄コードを
覚えてしまいましょう。
法則で覚えることができない銘柄は、下のように株価に関係するものが多いです。
- アメリカなどの外国の個別株の銘柄コード(アップル:AAPLなど)
- 世界の株価指数:日経225やニューヨークダウなど
それでは、TradingViewの銘柄コードの法則をもう少し詳しく見てきましょう。
日本の個別株
日本の証券取引所に上場すると、それぞれの企業を区別するために、
証券コード協議会が識別番号を付与しています。
証券コード(銘柄コード)はその中の1つです。
その番号がそのまま、TradingViewの銘柄コードになっています。
証券コード(銘柄コード)は証券コード協議会のホームページや
それぞれの企業の公式ホームページなどで確認することができます。
YahooJapanの検索エンジンで「企業名 株価」で検索すると、
その企業のチャートと銘柄コードが表示されるので、
この方法が簡単ではないかなと思いますが、好きな方法で調べてください。
その番号を銘柄の検索欄に入力すると、その個別株のチャートが表示されます。
ただし、遅延データになるので、リアルタイムのチャートを見るためには、
有料プランになり、リアルタイムデータを購読する必要があります。
FXの通貨ペア
FXの通貨ペアのチャートを表示する方法は、
TradingViewの中では最も一般的でシンプルです。
MT4やFX業者が提供しているシステムでも、
取引する2つの通貨の通貨コードの組み合わせで
通貨ペアを指定していますね。それと同じ方法です。
FXの取引をするのに適している通貨は次の8通貨と言われています。
この8個の通貨コードを紹介します。
通貨の名称 | 通貨コード |
アメリカドル | USD |
ユーロ | EUR |
日本円 | JPY |
オーストラリアドル (豪ドル・コアラ) |
AUD |
ニュージーランドドル (キウイ) |
NZD |
カナダドル | CAD |
スイスフラン | CHF |
ポンド(イギリス) | GBP |
為替インデックス
あなたは、為替インデックスというものを知っていますか?
FXの通貨ペアというのは、2つの通貨の力関係からチャートが決まります。
つまり、力の強い通貨同士のチャートや力の弱い同士のチャートはあまり動かず、
力関係に大きな差があるときにチャートが大きく動きます。
その一方で、為替インデックスとは、
1つの通貨の力が今現在強くなっているのか?弱くなっているのか?を
調べることのできるチャートです。
例えば、ドルインデックスは、ドルの力が強まったのか?弱まったのか?
円インデックスは、円の力が強まったのか?弱まったのか?
を調べることができます。
為替インデックスのチャートは、通貨を表す文字を1文字+XYで表示できます。
例えば、ドルを表す文字は”D”なので、
ドルインデックスをTradingViewで表示するときは、DXYとなります。
為替インデックスを表示するときに使用する、
主要な通貨を表す文字は、次の通りです。
- ドル:D
- ユーロ:E
- 円:J
- 豪ドル:A
- カナダドル:C
- ニュージーランドドル:N
国債(債券)及びその金利
FXや株式投資をしていると、国債や国債の金利を意識して
チェックすることは少ないかもしれません。
しかし、国債の価格はインフレやデフレの指標として使われるだけでなく、
その国の経済状況を示す指標としての役割もあります。
そのため、FXや株式投資に限らず、投資をしているのであれば、
債券や金利を気にすることは重要です。
TradingViewで債券のチャートを表示する方法は、
「国を示す2文字+期間を示す数字2桁」です。
たとえば、日本の2年国債のチャートは、次のように指定します。
日本の2年国債:JP02
また、これにYをつけて、JP02Yとすると、
日本の2年国債の金利のチャートが表示されます。
コモディティ(商品先物)
商品先物(コモディティ)のチャートは、
「商品を示す2つの文字+限月を示す数字1桁+!」で指定します。
限月を指定する数字1桁は、通常1を使用します。
限月を示す数字の1は、最も直近の限月のチャート
という意味だと認識しておけばOKです。
最も直近の限月は、最も取引量が多いので、このチャートが最も重要です。
限月を示す数字を1から大きくしていくと、(2・3・4と大きくしていくと)
最も直近の限月から離れた限月のチャートになっていきます。
例えば、原油を表す2つの文字は”CL”なので、
TradingViewで原油のチャートを表示したい場合は、
CL1!
と検索すれば、原油のチャートが表示されます。
主要なコモディティの商品を表す2つの文字は次の通りです。
コモディティの名称 | コモディティの商品を表す2つの文字 |
金 | GC |
白金 | PL |
原油 | CL |
銀 | Q1 |
天然ガス | NG |
銅 | HG |
また、金については、XAUという書き方もあります。
この場合は、ある特定の通貨に対する金の価格となります。
例えば、XAUUSDとすれば、ドルに対する金の価格となります。
世界の株価指数の銘柄コード
株価指数の名称 | 銘柄コード |
日本(日経225) | JPN225・NK2251!(どちらでもよい) |
アメリカ(ニューヨークダウ) | US30・DJI |
ドイツ | DAU30・GER30 |
フランス | CAC40 |
イギリス | UKX |
中国 | SHCOMP |
ロシア | RTSI |
イタリア | FTMIB |
ブラジル | IBOV |
スペイン | IBEX |
シンガポール | SG30SGD |
マレーシア | FBMKLCI |
オーストラリア | AU200AUD |
韓国 | KQY0 |
ナスダック(アメリカ) | IXIC |
S&P500 | SPXUSD |
TOPIX(トピックス) | TOPIX |
二部上場 | 25C |
ジャスダック | 0000 |
マザーズ | MOS |