複数のチャートを使って1つの状況を分析するメリット
明けまして、おめでとうございます。2019年に入りました。
2018年は年末から日経平均やニューヨークダウなど様々な株価指数や
日本の個別株なども下落する、暴落相場に突入しました。
為替も多くのクロス円の通貨ペアが
円高トレンド(下降トレンド)が継続しています。
そんな中、ユーロドル(EURUSD)のチャートが
4時間足チャートで見ると、約2か月弱近くレンジ相場が
継続している状況となっています。
他の多くの通貨ペアは安定した下降トレンドとなっている中で、
どうして、ユーロドル(EURUSD)のチャートだけが
レンジ相場が続いているのでしょうか。
この原因を探るために、
ドル円(USDJPY)とユーロ円(EURJPY)のチャートと
合わせて見て分析してみたいと思います。
2018年は年末から日経平均やニューヨークダウなど様々な株価指数や
日本の個別株なども下落する、暴落相場に突入しました。
為替も多くのクロス円の通貨ペアが
円高トレンド(下降トレンド)が継続しています。
そんな中、ユーロドル(EURUSD)のチャートが
4時間足チャートで見ると、約2か月弱近くレンジ相場が
継続している状況となっています。
他の多くの通貨ペアは安定した下降トレンドとなっている中で、
どうして、ユーロドル(EURUSD)のチャートだけが
レンジ相場が続いているのでしょうか。
この原因を探るために、
ドル円(USDJPY)とユーロ円(EURJPY)のチャートと
合わせて見て分析してみたいと思います。
ドル円とユーロ円のチャートで、なぜユーロドルの分析ができるのか?
<ユーロドル(EURUSD)のチャート>
<ドル円(USDJPY)のチャート>
<ユーロ円(EURJPY)のチャート>
まず、2018年12月15日より前は
ユーロドル・ドル円・ユーロ円のチャートはすべてレンジ相場の状態でした。
その後、ユーロドルはレンジ相場が継続したのですが、
ドル円とユーロ円のチャートは下降トレンド(円高相場)に
変化したと読み取ることができます。
なぜ、ドル円とユーロ円のチャートは下降トレンドになり、
ユーロドルはレンジ相場が継続したのでしょうか。
FXの通貨ペアのチャートは2つの通貨の強さ関係で決まります。
ドル円の場合、「ドル」と「円」の力関係を見て、
円の方が強ければ、円高になり、円が弱ければ、円安になります。
また、「円の力」と「ドルの力」がほぼ同じ場合の時は、レンジ相場になります。
ドル円の場合、「ドル」と「円」の力関係を見て、
円の方が強ければ、円高になり、円が弱ければ、円安になります。
また、「円の力」と「ドルの力」がほぼ同じ場合の時は、レンジ相場になります。
今回のケースでは、2018年12月15日より前は、
「円の力」・「ドルの力」・「ユーロの力」がほぼ同じで
ほとんど変化がなかったから、
「ドル円」・「ユーロ円」・「ユーロドル」の3つの通貨ペアが
すべてレンジ相場だったと考えることができます。
では、2018年12月15日より後はどうなったのかというと、
「ドルの力」と「ユーロの力」はほぼ変わらなかったので、
力関係に変化は起きませんでした。
しかし、「円の力だけ」がとても強くなったため、
ドル円のチャートも円高になり、ユーロ円のチャートも円高になったといえます。
この方法はチャートを複数組み合わせて見ることで可能になる分析方法の1つです。
これは僕が実際に使っている、応用的なテクニカル分析です。
現在の為替相場の状況をより詳しく分析したいときや
今後のチャートの動きを予測する時に使います。