MACDで値動きの大きさを調べて、レンジ相場かを判定することができる!!
- 移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロス
- MACDの傾きの変化に着目する方法
- ストキャスティクスの数値を参考にする。
- ボリンジャーバンドのバンド幅に着目する。
このような方法の中で、
今回は、MACDに着目してみたいと思います。
MACDを用いる理由としては、明確な基準があり、わかりやすいからです。
これに移動平均線を組み合わせることで、
どうしてレンジ相場でエントリーするのは良くないのかがイメージできます。
レンジ相場は、値動きの大きさが小さいので、
対して大きな利益を出すことができないという弱点もありますし、
具体的なエントリーのポイントを見つけることが難しいです。
レンジ相場を早めに探せるようになれば、
トレンドが発生したタイミングをどのように
探せばいいのかもわかるようになりますよ。
MACDのゼロラインに着目して、レンジ相場を探し出そう。
早速、移動平均線とMACDをチャート上に表示して、
どのようにレンジ相場を判定するのか?その方法を見ていきましょう。
MACDは、2つの移動平均線の間の間隔を示しています。
トレンド相場の時は、移動平均線の間の間隔が少しずつ広がっていきます。
その一方で、レンジ相場の時は、間隔が狭いままで広がりません。
この移動平均線の特徴が、MACDでレンジ相場を判定する上で非常に重要になります。
移動平均線の間隔が狭くて、ローソク足と移動平均線がほぼ同じ箇所にあり、
ほぼ横ばい状態になっているときには、
完全にレンジ相場になっていると判断することになります。
このような状況の場合、MACDは
「ゼロラインを境にして、小さな変動を繰り返します。」
そして、ゼロラインから大きく離れることが少なくなり、
レンジ相場というサインを出してくれます。
高値ラインは右肩下がりになり、ゼロラインに近づきます。
安値ラインは右肩上がりになり、ゼロラインに近づきます。
ちょうど現在のチャートの状況とほぼ同じです。
このレンジ相場が今後も長期的に続いていけば、
MACDの高値ラインと安値ラインも少しずつ横ばい状態になっていき、
ほぼ完全にゼロラインと同じところになって、
目ではゼロラインと一致しているように見えます。
レンジ相場が終了して、トレンド相場になっていくのであれば、
MACDがゼロラインから離れていきます。
プラス方向に変化していけば、上昇トレンド
マイナス方向に変化していけば、下降トレンドの可能性が高まります。
ゼロラインに着目することで、レンジ相場の判定をすることが可能になりますよ。