2019年1月3日の暴落の後の上昇トレンド発生か?
ドル円・ユーロ円・豪ドル円・カナダドル円・豪ドル米ドルなど
様々な通貨ペアで下降トレンドが勢いよく強まりました。
その後は一時的に価格を戻した後に、
少し値動きの大きい「レンジ相場」に突入しました。
現在はそのレンジ相場の上限を上抜けて、
右肩上がりに上昇している動きが出てきています。
これは、上昇トレンドが発生するときのサインの一種です。
そのようなサインが出てきたら、
必ず上昇トレンドになるというわけではないのですが、
サインをいくつか知っていると利益を出しやすくなるので、おすすめです。
実際にチャートを見て、「トレンドが発生した時のサインを分かるようになる」
ことを目指しましょう。
トレンドのサイン①:ローソク足がレンジ相場の上限を上抜ける
トレンドのサインを見抜く前に、
ドル円のチャートの状況を分析してみましょう。
2018年12月の年末から下降トレンドが発生していて、
2週間以上の下降トレンドが続いていました。
年を明けて、1月3日の7時に4円以上の減少(円高への変化)が起こり、
下降トレンドの勢いがさらに強まりました。
このときは、わずか3分程度の時間で4円以上変化するという
とても大きく、急激な変化となっています。
買いのポジションを持っていた場合は
大損害を被った可能性があります。
しかし、売りのポジションを持っていた場合も
決済(イグジット)するタイミングがなかったため、
あまり大きな利益を取ることができなかった可能性が高いです。
その後は、値動きがとても小さく、
上昇したと思ったら、下がってきたり、
減少したと思ったら、上がってきたりと
なかなか利益を出しにくい局面が続き、イライラしやすいと言えます。
しかし、ついに上昇トレンドが発生するサインが発生しました。
こういうサインを見逃さないことが、
年間トータルで利益を出すためにはとても重要です。
実際に見てみましょう。
四角い枠で囲んである所がレンジ相場のところなのですが、
ローソク足が少しずつ右肩上がりに上昇していて、
ローソク足がレンジ相場の上限(四角い枠の上側)を上抜けてきました。
これが上昇トレンドが発生するときのサインの1つです。
このサインは、レンジ相場があったときに、
レンジ相場の終わりを見抜く時にも使える手法で、
レンジ相場の後の最初の1個目のトレンド相場を発見するときに活躍してくれます。
他にも、
- 移動平均線のゴールデンクロス
- MACDの右肩上がりの上昇
- ストキャスティクスの高値付近を維持する
などのトレンドが発生するときに現れるサインが見られるので、
安定した上昇トレンドが発生した可能性が高いと考えられます。
1つ注意点があります。
それは、トレンドが発生したことを表すサインが
どれだけ多く現れたとしても、それがダマシになる可能性があるということです。
どんな時にも、相場に対して素直に、冷静に対処することが大切です。
トレンドが発生するときのサインをこれからも紹介していくので、
楽しみにしていてください!!
※これらのサインはすべて、TradingViewで表示させています。