トレンドが終わった後にチャートを見る時のポイント
次にチャートがどのように変化するのか、
このパターンは大きく分けて3パターンあります。
- トレンド転換:逆の方向にトレンドが発生する。
- トレンド継続:同じ方向に再びトレンドが発生する。
- トレンド消滅:レンジ相場に突入して、トレンドがなくなる。
今週の豪ドル円のチャートは、
3番目の「トレンド消滅:レンジ相場に突入して、トレンドがなくなる。」
のケースです。
このようなときには、取引をしないことが大事になります。
実際にチャートを見て確認してみましょう。
いつ、利益が出しにくい相場と判断できるか?
このチャートは、2018年11月23日(金)の取引が終了した段階の
豪ドル円(AUDJPY)の4時間足のチャートです。
チャートをAという区間とBという区間の2つに分けて考えてみます。
Aの区間は大きな上昇トレンドが形成されていて、
ある程度の利益をとることができる相場です。
一方、Bの区間はレンジ相場になっていて、
ほとんど利益を出すことができない相場です。
一番上のローソク足と移動平均線を見てみると、
Aの区間では、ローソク足と移動平均線が右肩上がりに上昇していて、
青色に塗りつぶしてある(帯という)所が少しずつ広がっている様子がわかります。
一方、Bの区間では、逆に、移動平均線が横ばい状態が継続していて、
青色に塗りつぶしてある(帯という)所がほとんどない状態になっています。
MACDを見てみると、
Aの区間では、0ラインよりもかなり上の部分に
線が描かれている期間が長いですが、
Bの区間では、線が0ラインにかなり近い所に描かれています。
では、一番下のストキャスティクスを見てみましょう。
ストキャスティクスでは、
利益を出しやすいAの区間でかなり高い値を維持して、
横ばい状態が継続しています。
このような状態が続いていると利益が出しやすい特徴といえます。
一方、Bの区間では、線が上昇したり、下がったりを短期間で
何度も繰り返しているのがわかります。
この状況が続いているときは、トレンドがない時の典型的な変化といえます。
トレンドの存在を確認するためには、移動平均線がとても役に立ちます。
MACDやストキャスティクスはその補助をするために使っているので、
まずは移動平均線を使ったチャートの分析例をたくさん見て、
分析の仕方を理解するようにすることが大切です。