米国株とVIXチャートを比較して今後の株式相場の動きを予想しよう

米国株の今後の価格の変化をVIXチャートと比較して今後の相場の分析をしよう

ニューヨークダウなどの一部の米国株式は最近価格が上昇しています。
その一方で恐怖指数と呼ばれる、VIXチャートの価格は逆に減少しています。

一般的に、株式チャートとVIXチャートは逆相関の関係にあり、
一方が上昇すると、他方が減少する関係にあります。
今回のケースでは、米国株が上昇していて、VIXチャートが減少していますね。
そのため、株価が下落するリスクが少しずつ低くなってきたと判断できます。

ただ、最も直近の部分では株価が下落して、VIXチャートが上昇しているため、
今までの株式が上昇していく流れが変化するかもしれません。

米国株のローソク足が移動平均線より下側に変化しているので、
移動平均線がデッドクロスを起こしたり、
VIXチャートの値も移動平均線より上側に動いてきた場合は
トレンド転換が発生した可能性があることに注意しながら
取引していくことが重要になってくるといえるでしょう。

実際にニューヨークダウとVIXチャートを表示して相場を分析してみましょう。

米国株の下落が押し目なのか本格的な下降傾向に変化する予兆なのかを考えよう

これが恐怖指数のVIXチャートとニューヨークダウの4時間足チャートです。

VIXチャートを見た場合は、価格が移動平均線より下側にあるため、
移動平均線が抵抗ラインとして働いていると判断することができますが、
米国株の場合はローソク足が移動平均線より下側まで下がってきてしまったので、
移動平均線がサポートラインとして機能していると考えるのは難しいでしょう。

ニューヨークダウ以外のS&P500やナスダックなどの株価は
それほど大きく上昇しているわけではないので、
米国株式の市場全体としては本格的な上昇傾向には
なっていないと判断したほうがいいのかもしれません。

今後は、ニューヨークダウは直近の高値を更新するのと
移動平均線がデッドクロスするのは
どちらが早いのかを判断することがポイントの1つになります。
また、VIXチャートは直近の高値を更新するのと
直近の安値を更新するのではどちらが早いかを見ることが大切です。

高値更新と安値更新という基本的な項目を重要視して
今後の相場の変化を慎重に分析していきたいと思います。