コロナウイルス暴落相場の戻しがどこまで上昇するのか?
現在は大きく上昇していて、価格が戻ってきています。
現在の日経225の上昇の勢いがある程度大きな勢いを持っていて、
このままの勢いが継続すれば、暴落前の価格を超える可能性も出てきました。
フィボナッチによる分析を行うと、
暴落の最安値から61.8%のラインを超えて上昇しています。
通常の戻しは、下落幅の半分くらいまでであり、
そこからは2回目の暴落相場が発生することがよくあります。
現在は、半分以上の戻しが出てきているので、注意が必要です。
今後の変化については、次の2通りが考えられます。
- 上昇がすぐに終わり、2回目の暴落が始まる。
- 明確な上昇トレンドに変化し、暴落前の価格を超える。
どちらになるのかは、チャート分析を行って、読み解くことが大事です。
注目すべきポイントを実際のチャートを見ながら考えていきましょう。
暴落相場の後の戻しについての考え方のポイント
これは、日経225の日足チャートです。
「フィボナッチ・リトレースメント」と
「三角持ち合い」のライン(トレンドライン)と
MACDおよびストキャスティクスの指標を表示しています。
このチャートからわかることは、
フィボナッチ0.5付近で三角持ち合いを上側に抜けて、
上昇傾向に変化していることです。
コロナウイルス暴落相場の戻しが急激に大きくなってきていると判断できますね。
MACDは右肩上がりになっていて、上昇の勢いが
時間の経過とともに少しずつ強まっていることが読み取れます。
ストキャスティクスは、青色と緑色の2つのストキャスティクスの線が
両方とも高い値を維持して横場状態になってきています。
高い値(80%以上)を維持し続けるということは、
上昇傾向が続いていることを表しています。
今後のポイントとしては、いくつかの重要な価格で抵抗を受けて、
下がりだしてくるのか、上昇を続けるのかを見極めることです。
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重要な価格はこれらが挙げられます。
- 22000円:切りの良い数字
- 22500円:フィボナッチの0.786のライン
- 23000円:切りの良い数字
- 24000円:暴落前の価格・切りの良い数字
このようなポイントとなる価格を超えることができるかを
いろいろな指標を参考にして、推測していきます。
MACDが右肩上がりの状態が続いたり、横ばいなら、超える可能性がありますが、
MACDが右肩下がりになってくると、超える可能性は低くなります。
ストキャスティクスも、高い値を維持して横ばい状態が続けば、
価格を抜ける可能性が高まりますが、
2つの線が離れたり、下がってくると、不安要素が大きくなりますね。
他にもローソク足と移動平均線の位置関係などにも着目して、
今後の変化をしっかりと予測して、
次の大きな下落に対して、備えていくことが大切になりますよ。