24年ぶりの為替介入が行われた！為替介入の前後のドル円のチャートを分析する！

24年ぶりに為替介入が行われた！為替介入の前後のチャートの変化を分析してみよう

先週は24年ぶりに日本が為替介入をしました。

アメリカを中心とする外国と日本の金利の差が大きく開いたことによって
金利の低い円を売って、金利の高いドルを買おうとする
動きが投資家間で広がったことにより、
急激な円安相場になったのを抑制するために為替介入が行われました。

為替介入が行われた、2022年9月22日には、
ドル円が急激に円高方向に動きました。

1日で3円以上円高方向に相場が動いたのですが、
為替介入の翌日には、再びドル円が円安方向に変化して、
今週も為替相場は円安相場に変化する動きが続いています。

現在は為替介入前のドル円の高値を更新していないので、
もう一度ドル円が下落していけば、円高相場に変化する可能性がありますが、
もし、為替介入前の高値を更新してさらに上昇していった場合は
さらに大きな円安相場になるだろうと予想することができます。

今のところは、為替介入の影響はほとんど残っていない状況で、
ほとんど横ばいのレンジ相場の状況になっています。
なので、レンジ相場が上昇傾向で上側に抜けるのか、
下降傾向で下側に抜けるのかをしっかり見極めていくことが重要です。

為替介入後のドル円の相場は今後どのようになっていくのかをチャートから考えてみよう

このチャートは、為替介入の前後のドル円の4時間足チャートです。

為替介入の前までは非常に強く安定した円安相場が発達していました。
一時的に1ドル150円程度まで円安が進んでいたのですが、
為替介入の発表があったときに、1ドル141円程度まで円高が進みました。

しかし、これは本当に一時的で、すぐに元の価格のレベルまで戻ってしましました。
なので、日本が本気でこれ以上の円安を止めるつもりでいるのであれば、
何度も根気強く為替介入を続けてかなければいけないということになります。
為替介入がこの1回だけの場合は円安を止めるのは難しいといえるでしょう。

僕たち一般の個人投資家としては、円高・円安のどちらに動いたとしても、
価格が動いた方向に合わせてトレードしていくことで
利益をとっていくことが可能です。

なので、為替介入などの大きなニュースに注意しながら
基本的にはチャートの価格の動きに合わせて
いつも通りの取引を冷静に行っていくことが重要になると思います。

ただ、ニュースによって急激に相場が
大きく動く可能性も高まっているので気を付けたいですね。