MACDと移動平均線を組み合わせてトレンドを見抜く

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MACDは移動平均線より早くトレンドを見抜くことができます

もしも、あなたが移動平均線を使ってテクニカル分析をしているならば、
移動平均線と一緒にMACDを使って分析を行うことで
より精度の高い分析を行うことができるようになります。
 
MACDは、3本の線を使って行う分析手法です。

  1. MACD:メインの線で、2つの移動平均線の差を計算したもの。
  2. シグナル:MACDの9期間の移動平均を計算したもの。
  3. ヒストグラム:MACDとシグナルの差を計算したもの。

このような特徴があり、
MACDでは、12期間と26期間の移動平均線の差を使うことが多いです。
 
①上昇相場 ②下降相場 ③レンジ相場
この3種類の相場で、どのような特徴のある動きをするのか?
これを知ることがテクニカル指標(インジケーター)を
有効活用するために重要なポイントです。

トレンドがあるときにMACDがどのような特徴のある動きをするのか?

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では、実際にチャートを見ながら
MACDの売買サインと移動平均線の関係について考えていきましょう。
 
このチャートは、3か所の枠に囲んであるように
左からA:レンジ相場B:下降トレンドC:上昇トレンド
と考えることのできる相場状況となっています。
 
この3種類の相場の中で
最も利益が出しやすい相場はCの上昇相場のところです。

その理由は移動平均線が右肩上がりで安定していることと
このトレンドがある程度継続して続いているからです。
 
そのような利益を出しやすい上昇相場では
MACDはどのような特徴のある動きをするのか?

その特徴は大きく4つあります。

  1. 上昇トレンド発生時にヒストグラム(縦棒のグラフ)が上昇する。
  2. MACDとシグナルが右肩上がりに安定して上昇する。(MACDが上側)
  3. しばらくすると、ヒストグラムが小さくなる。
  4. MACDとシグナルが安定すると、0ラインより上側で横ばいの変化に変わる。

 
この4つの特徴について詳しく説明していきます。

上昇トレンド発生時にヒストグラムが上昇するのはなぜか?

ヒストグラムは、MACDからシグナルを引いたものです。
また、上昇相場では基本的にMACDの値の方がシグナルの値より大きく、
下降相では、MACDの値の方がシグナルの値より小さくなります。
 
そのため、上昇トレンドでは、ヒストグラムはプラスの値(上側)にあり、
下降トレンドでは、ヒストグラムはマイナスの値(下側)になりやすいです。
 
上昇トレンドが発生するときは、急激にMACDが上昇して、
それにつられて、遅れてシグナルが同じように上昇してきます。
この時に、MACDとシグナルの間の差がどんどん広がっていくので、
これが原因でヒストグラム(棒グラフ)が大きく上昇する
のです。

下降トレンドが発生するときは
その逆に、ヒストグラム(棒グラフ)がマイナスの方向(下側)に
大きく下がっていく変化をするという特徴があります。

MACDとシグナルが右肩上がりに安定して上昇する理由

上のチャートを見ると、ヒストグラムが上昇するのと同時に
MACDとシグナルも同じように上昇していますね。
これも上昇トレンドが発生した時のMACDの特徴的な変化の1つです。
 
MACDは短期の移動平均線から長期の移動平均線を引いたものです。
(※一般的に、短期は12期間・長期は26期間の移動平均線を使います。)

上昇相場では、一般的に
短期の移動平均線の方が長期の移動平均線よりも値が高いので上側にあります。
また、上昇を続けるほど、
短期と長期の移動平均線の値の差は、どんどん大きく広がっていくので、
それにつられてMACDの値も大きくなり、右肩上がりの変化になります。


シグナルはMACDをさらに移動平均線で滑らかにしたものなので、
上昇トレンドでは、MACDよりも低い値になって、下側にシグナルがあります。
ただし、シグナルはMACDの後をついていくような変化をします。

上昇の勢いが落ち着いてくると、ヒストグラムが小さくなる

上昇トレンドの後半部分では、ヒストグラムの値が小さくなって、
棒グラフの棒の長さが短くなってきている傾向が見られますね。
その理由は、上昇の勢いが最初の方と比べて小さくなったことで、
MACDとシグナルがほとんど同じ値になってくるからです。

 
ヒストグラムは、MACDとシグナルの差なので、
MACDとシグナルがほとんど同じ値になったら、
ヒストグラムの値は0に近づきます。
 
このような場合でも、MACDとシグナルが両方とも
0ラインよりも高い値を維持しているときは、
上昇トレンドが安定して継続していることを表しているので、
心配することはありません。

上昇トレンドの後半は、0ラインより上側で横ばいの変化になる

どんなに勢いの強い上昇トレンドであっても、
いつまでも上昇し続ける上昇相場はありません。
また、いつまでも減少し続ける下降トレンドもありません。
 
そのため、どこかで上昇の勢いが弱くなる場面があります。
 
そのようなときは、短期の移動平均線と長期の移動平均線の差が小さくなります。
そうなると、MACDやシグナルは右肩上がりの状態から、
ほぼ同じ値の所を横ばい(ほぼ同じ値の所)で推移します。
 
このような理由から、上昇の勢いが落ち着いてくる、
上昇トレンドの後半部分では、MACDは横ばい状態の変化に変わることが多いです。

ただし、このような局面になっても、上昇トレンドであるので、
移動平均線は右肩上がりに上昇しています。
この影響で、MACDが0ラインを下回る可能性は低いという特徴を持っています。
 
つまり、まとめるとこういうことです。

上昇トレンドの後半は、MACDは横ばい状態の変化に変わることが多いが、
0ラインより上側にMACDがある間は、
上昇トレンドが継続していると考えることができる。

 
MACDの大きな特徴として、次のような特徴があります。
MACDを使って分析を行うときの重要なポイントです。

    <上昇トレンド>
  • 上昇の勢いが強い:右肩上がりに上昇する。
  • 上昇の勢いが横ばい:横ばいの変化になる。
  • 上昇の勢いが弱い:右肩下がりになる。
  • <下降トレンド>
  • 下降の勢いが強い:右肩下がりに減少する。
  • 下降の勢いが横ばい:横ばいの変化になる。
  • 下降の勢いが弱い:右肩上がりになる。

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