FXトレードの時間軸の決め方と値幅の大きさの関係を学ぶ

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FXトレードの時間軸を決めたら、取れる値幅も決まる

FXに限らず、株式投資や指数先物トレードなど
様々な金融商品がありますが、トレードをする時には
「チャート」を見ることが必須です。
 
チャートを見るときは、
チャートの時間軸を決めなければいけません。
そして、決めた時間軸ごとに金融商品の価格の変化を
調べてトレードをしていくことになります。
 
それに加えて、
ローソク足やチャートの時間軸を決めることは、
「トレードで狙う値幅の大きさを決めている。」
という事実があることを知ることがとても大切です。
 
実は、これは非常に重要なことなのですが、
以外にも見落としやすい内容なんです。
 
あなたは今、
どの程度の値幅のトレンドを狙ってトレードをしているか?
を把握していますか?
 
すでに完全に理解しているあなたも
もう一度、復習をしてみませんか?

この内容をマスターすることで
どの時間軸でトレードをすればいいのか?
という悩みを抱えることが無くなりますよ!

1時間足と4時間足で値幅の大きさを比較する

どのような金融商品であっても、
価格が変化するためには、十分な時間が経過する必要があります。

そのため、一般的に
時間軸が短いほど、変化する値幅(トレンド)が小さく、
時間軸が長いほど、変化する値幅(トレンド)が大きくなります。

 
なので、1回のトレードで大きな利益(値幅)を取るためには、
できるだけ大きな時間軸のチャートを表示してトレードをする方が効果的です。

しかし、大きな時間軸でトレードをする時のデメリットもあります。
最も大きなデメリットは、
「損切りの値幅が大きくなってしまう」ということです。
そのため、大きな時間軸では、取引量を大きくすることが難しくなります。
 
それでは、次に同じ時刻で同じ銘柄のチャートを
1時間足と4時間足で表示したものを比較してみましょう。

 
<1時間足のチャート>

米朝首脳会談ドル円1時間足

 
<4時間足のチャート>

米朝首脳会談ドル円4時間足
この2つのチャートは、
2019年2月27日と28日に行われた2回目の米朝首脳会談の時のチャートです。
四角で囲んである所は、どちらも同じ時刻で、
米朝首脳会談が実施されていた時間帯です。
 
以前投稿した、2回目の米朝首脳会談後のチャート分析では、
最後に上昇トレンドが発生して、その上昇トレンドが
米朝首脳会談が相場に与えた影響と分析しました。(1時間足で分析

1時間足のチャートでは、
その後上昇トレンドがローソク足50本分(50時間)程度続いたため、
利益を取ることができました。値幅は0.636円(63.6 pips)です。

つまり、63.6 pips ÷ 50 本 = 1.272 pips/本 となり
ローソク足1本当たりで1.272 pipsの値幅があったということになります。

4時間足で見た場合の値幅

4時間足のチャートは文字がたくさん入っていて、
なんだか、ゴチャゴチャしていますね。
(※書かれている文字は、1時間足のチャートに書かれているものと全く同じです。)
 
文字がこれだけ、ゴチャゴチャしているように見えるのは、
4時間足では、1時間足のローソク足4本分の大きさが
ローソク足1本分に縮小されたように小さく表示される
からです。
 
 
しかし、値幅に着目した場合はどうでしょうか?
当然、時間軸を1時間足で表示させた時と4時間足で表示させた時でも
同じ時間帯の値幅は、変わりません。

つまり、1時間足で0.636円(63.6 pips)の値幅があったのであれば、
4時間足で見た場合でも、値幅は0.636円(63.6 pips)で同じです。
 
 
次に、同じ時間帯を違う時間軸で見た場合、
ローソク足の本数はどのように変化するのでしょうか?
 
これは、短い時間軸ほど、ローソク足の本数が多く、
長い時間軸ほど、ローソク足の本数が少なくなります。


例)合計40時間の時間帯を1時間足で分析する場合と4時間足で分析する場合の比較

  • 1時間足の場合:ローソク足40本分の分析をする。
  • 4時間足の場合:ローソク足10本分の分析をする。

 
これら2つのこと(値幅とローソク足の本数)を考慮すると、
1時間足でローソク足50本分(50時間)は
4時間足では、50 ÷ 4 = 12.5 ≒ 13 本
つまり、ローソク足の本数は13本になります。

また、1時間足で0.636円(63.6 pips)の値幅は
4時間足でも、0.636円(63.6 pips)の値幅で変わらないことを踏まえると、

これを元に4時間足の場合の、ローソク足1本当たりの値幅を計算すると、
63.6 pips ÷ 13 本 = 4.892 pips/本 となり
ローソク足1本当たりの値幅は4.892 pipsです。

 
ローソク足1本当たりの値幅を比較します。
ローソク足の時間軸が1時間足の場合は1.272 pips
ローソク足の時間軸が4時間足の場合は4.892 pips
 
この事実から、時間軸が大きいほど、
ローソク足1本分のリスクが大きいということが分かります。

自分のトレードの資金や性格に合わせて適切な時間軸を選ぼう

ローソク足1本分のリスクが大きいということを
具体的にまとめるとこのようなことが言えます。

  • 1つのトレンドで大きな利益を取りやすい。
  • 損切りをした時の損失額が大きくなりやすい。
  • トレード1回分の取引量を大きくすることが難しい。
  • 少ない取引量で大きな利益を出すことができる。

 
では、あなたはどの時間軸でトレードをすると良いのか?
 
これを決めるときにポイントになることは、

  • あなたの元手のトレードの資金に対するリスクの割合
  • あなたが一日にトレードに使える時間がどのくらいあるのか?

この2つです。
 
 
もし、トレードの元手の資金に対して、
1つのトレードで10%や20%のリスクを取るような
トレードをしていたら、どうなるでしょうか?
 
運よく、思惑通りに価格が動いてくれた場合は
非常に大きな利益を得ることができるかもしれませんが、
いつもうまくいくとは限りません。
むしろ、うまくいかないときの方が多いのが普通です。
 
そのため、思惑通りにいかなかった場合に
どのくらいの損失が出てしまう可能性があるのか?
これをしっかりと計算しておくことが大事です。
 
この計算をする時に必要になるものが、
このページの上で計算した、ローソク足一本当たりの値動き(値幅)です。
 
この値はローソク足の時間軸ごとに異なる値を持つので、
いろいろな時間軸の値幅を調べて
丁度良い値幅を持つ時間軸を選ぶという方法があります。
(※値動きの値幅を調べる、ATRというテクニカル指標があります。)
 
丁度良い値幅がイメージできない方は、
トレードの元手の資金の1%を基本に考えてください。
 
元手の資金の1%のリスクを取るような
時間軸と取引量を決めてデモトレードをしてみましょう。
その後、デモトレードの結果を元に
あなたにとって最適な
時間軸と取引量の組み合わせを探していけば大丈夫です。

あなたの生活スタイルと性格に合った時間軸を探そう

あなたにとって最適なトレードの時間軸を探す方法は
自分の生活スタイルや性格に合う時間軸を使うという方法です。
 
例えば、1分足や5分足などの短い時間軸を使用する場合、
トレードをする時はパソコンやチャートの画面から離れることはできません。
1分や5分ごと、すぐに新しいローソク足が描かれてしまうので、
チャート画面から離れている間に相場状況が
大きく変化してしまうことが起きやすいです。
 
 
一方で、4時間足や日足などの長い時間軸を使用する場合は、
少しチャート画面から目を離していても問題ないことがほとんどです。

その理由は、4時間足や日足といった時間軸の
チャート上で見た相場状況は、数分で大きく変化するということは
ほとんど起きないからです。

長い時間軸で見ているトレンド(値幅)は
小さな時間軸で見たものよりも、ずっと大きく、
小さな値幅や小さなトレンドは無視しているから。
と言い換えることもできます。

 
もしあなたが、
朝出かける前や昼休み・仕事から帰宅した後など
時間を分割してトレードに向き合いたいという場合は
4時間足や日足などの長い時間軸が良いかもしれません。
 
一方で、仕事が終わった後にまとまった時間があり、
その時間帯でトレードをしたい場合は短い時間軸の方がいいかもしれません。
 
このように生活スタイルや性格に合わせて
トレードをする時間軸を決めるということも非常に有効な手段ですよ!


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